『魔法使い３０』第１９話感想

以前このブログにて「福島未来さんがこの先生きのこるには」という記事を書きました。
あれ以来めっきり見なかったので記憶から薄れていたのですが、先日仕事先にて偶然ポスターを発見しました。11/20に県議会選挙があるためです。
すっかり忘れかけていたので見た瞬間思わず「生きてた！」とつぶやいてしまいました。
ちゃんと起用されていたんですね。選管に席はもらえたのかなぁ…？


てなわけで、遅くなりましたが10/21配信の『魔法使い３０』第１９話の感想です。
タイトルは「穴の彼方の桃源郷」！
デラコー流の「のぞき穴ネタ」は一体？！

※以下、ネタバレ注意

 

前回の感想の際に触れましたが、今回は「のぞき」ネタです。
「のぞき」という行為に尋常ならざる興奮を覚える穴井小助（教師）は、そういうお店などで得られる擬似的なのぞきではなく、本物ののぞきができるようになる魔法をチェリーちゃんに望みます。
今回の魔法はそのものズバリ「のぞきができる魔法」！
具体的には「どんな分厚い壁にも穴を空けられる魔法」です。
ただし、この魔法制限があり、

１．穴を空けられるのは１０回まで（両手の指の数）
２．穴の持続時間は３分
３．のぞいているのがバレて逆にのぞき返される（見つかる）と、眼球が破裂する

…なんというコストパフォーマンスの悪い魔法なんだ！
モロ犯罪だからでしょうか？

しかしそれでも彼にとっては夢を叶える魔法。自身の知識から導き出される絶好ののぞきポジション（自分の職場である高校）に行き、のぞきを堪能しようとするのですが…というお話。

さてこの「のぞき」、お約束とは言えやっぱりうまくいかないわけなのですが、その失敗し続ける流れのテンポが良く、リズミカルに笑えます。「ここはどうだ？！ダメか！ならここはどうだ？！」という感じで。
そして今回なぜか登場するモブの女の子が可愛く感じられました。別段絵柄が変わっているわけではないのに。特にトイレをのぞかれるショートカットの女子高生と今回のヒロイン（？）と言える芹沢先生のダサいジャージ姿。これが良い。

そんな芹沢先生の隠れた趣味「穴井先生にみたてたぬいぐるみをムチ、ろうそく、果てはチェーンソーでいたぶること」が今回のオチ（正確にはひとつ前）となりますが、このオチにいたるまでの流れ、のぞき穴が見つかってからのぞき返されるまでの間、眼球破裂を回避する機転、どれもが予想外のものになっており、かなり面白く読めた回でした。前回ちょっと残念だっただけに良回です。
黒小野寺…と言うほどではありませんが、ぬいぐるみをいたぶる芹沢先生の姿は『外道ハンターX』の単行本に収録されている『女王様とお呼び♡』を思い出しますね。

さて、次回は第２０話となります。
そろそろ単行本が出る頃じゃないかと思います。
来月は『カバディ７』の２巻が発売されますので、こちらも併せて出てくれると嬉しいですねぇ。