『魔法使い30』第１４話感想

三連休いかがお過ごしでしょうか？フィウスです。
私は月曜まで仕事してその後連休になります。しかし暑いな、オイ。

入籍もされて順風満帆であろう小野寺先生の『魔法使い３０』。
7/15配信の第１４話。月２回の本作も結構進んだものですね。単行本化はいつされるのでしょうか？
今回のタイトルは「めざせパンスト王！」！

なかなかパンチのあるタイトルだッ…！

※以下、ネタバレ注意

今回の童貞は開始直後にいきなり「俺はッ、　パンストにッ、　なるッ！！」と声高らかに宣言した須藤半平太（すどう　はんぺいた）。引き気味のチェリーちゃんが改めて欲しい魔法を尋ねても、「俺はッ、　パンストにッ、　変身したい！！」と堂々と返す始末。こいつはなかなか手ごわい童貞である。

パンスト好き…。フェチの中では比較的オーソドックスな分野でしょうかね。
小野寺作品の足フェチと言えば、過去『団長ちゃん』の坂本がいました。彼は私が読んだ限り生足派のような印象。他には『外道ハンターX』のラストあたりにニーソックス好きの変態がいましたね。
そう考えるとストレートに「パンスト！」と言ってくる辺り、過去の小野寺作品に通ずるものがあります。

望み通りパンストに変身した須藤は、美人OLにはかれようとするのですが…という話。
このあたりの展開は第８話の「童貞、犬になる」と同じタイプですね。

そういえば少し前にアフィリエイトで美少女のパンツに変身するエロゲーをちらほらと見かけましたが、デラコー作品の場合そんな妄想全開のエロ展開にはなりゃしません。ちっともエロ展開にならずギャグ一辺倒になるあたりが小野寺先生の資質と言えるでしょう。良くも悪くも。

美人に拾ってもらうはずが通りすがりの男子小学生に拾われてしまい、芸人がごとく顔にかぶられて変顔をする道具にされるパンスト須藤。
しかしそれを制止する女性の姿…。

３丁目のばーちゃんことトメさんでした。第１１話で童貞に惚れられた。
他のキャラクターを差し置いてババァが再登場である。気に入ったのでしょうか。

そしてそのバ…じゃなくてトメさんによる正しいパンストの使い方が披露されます。
とは言えそのおみ足をさらすのではなく、おばあちゃんの知恵袋的な使い方。
もうまったくパンスト須藤の思う展開にはならないのである。なんのマンガだっけこれ？

危うく三角コーナーにとりつけられそうなところを奇跡的に風にさらわれたパンスト須藤。今度こそ美人OLに拾われたと思いきや、彼女の仕事場である下着メーカーに運ばれ、パンストのすべてを知りつくした男と評される主任のもとへ。初見はしょぼいおっさんに見えますが、彼もまた漢でした。小野寺先生はホントこういうおっさんキャラ好きだなぁ。

そんな主任の姿に感動したパンスト須藤ですが、予想外のオチが彼を襲うことに…。

そのオチも含めて今回は過去作品の飛ばしっぷりを意識したかのような印象。美しい足を持っているにもかかわらず安いパンストをはいているおばちゃん社員を「馬鹿者ォ！！」とどつく主任の姿からもそれが伺えます。前回から引き続き小野寺ファンとしては嬉しい内容でした。

…自分だけか？

しかしその分、これが小野寺作品初見であった場合（んなことはまず無いでしょうが）、次も読みたいと新規読者に思わせるのは難しいでしょう。
そう考えると、新規読者が『魔法使い30』を読むことは少ないわけですから（以前にも書いた通りわざわざダウンロードをする必要があるので）、新規を完全に置いてけぼりにして『カバディ７』でやれないネタをこちらでやるのが良いカタチなのかなと思います。
次回は１回休みのようですので、ぐっと溜めて爆発させるような内容を期待しています。

ところで、この『魔法使い30』等モバMANの作品をダウンロードするにはポイントが必要なわけですが、私は『魔法使い30』にしか使用しないのでポイントが余りまくってしょうがない。
具体的には「1,470P」。
ポイント換金してくれないかなぁ…。
まぁそんな都合のよいシステムはありませんので、ポイントの消費がてら他の配信作品を適当に読んでみようかと思います。ちょうど次回は『魔法使い30』ありませんし。

てなわけで、次回はモバMANトップページの人気ランキングに対して、個人的なランキングをつけてみようと思います。果たして小野寺作品がどの位置にランクするのか？ひいき目なしでやってみます。
お楽しみに。