『魔法使い30』第15話感想

モバMANに掲載されている他の作品を読んでみて改めて気付いたのですが、『魔法使い30』は前後編以外は１話完結の構成になっているので、どこから読んでも設定などを理解しやすいんですよね。毎回きちんとチェリーちゃんと魔法のことについて触れているし。いやぁ親切。

ということで１回お休みを挟んでの第１５話。配信は8/19。
今回のタイトルは「ゴースト~THE LAST SUMMER~」！

いつになく落ち着いたタイトルですね。何か元ネタでもあるのかと思いましたが、不明。THE LAST SUMMER自体は割とよくあるフレーズなのかな？

※以下、ネタバレ注意

今回はいきなり青姦にいそしむカップルから話が始まります。童貞マンガにあるまじきオープニングですね。それにしても他の配信マンガが普通に性行為を描いている中、このマンガではほとんどそういうシーンが描かれませんね。小野寺先生自身『外道ハンターX』のときから苦手にしていることもあるでしょう。まぁ、行為にまで至ったら童貞じゃなくなっちまうわけですが。

そんなカップルたちの前に突如幽霊が現れこう言い放ちます。
「まっ昼間から何やっとるんだ。　くそガキども～～！」
「しかもなんだ夏の思い出って！　絵日記に描いて学校に提出できんのか！」

はい、今回の童貞は幽霊です。
じゃなくて「３０分間幽体離脱できる魔法」です。
名前は「稲川順」。小野寺先生らしいですね。
彼は性が乱れがちな夏を憂慮し、清く正しい夏をもたらすというよく分からん義憤に駆られ、ひたすら盛り上がるカップルに水を差し続けていきます。
…これまでの童貞たちからなんとなく想像できると思いますが、彼のこの行為も正義の為でも何でもなく、自分が悲しい夏を経験してきたことからくる恨みでしかないものでした。

今回はほぼ全編を通してひたすら稲川がカップルを脅かし続けるシーンが続き、物語としての上がり下がりは無いように感じられました。一応最後のオチをつけるために童貞にとっての女神と言えるキャラが登場しますが、それも全体の５分の４が過ぎたくらいから（登場自体は早い段階でしてるか）。
どうもそのためか平凡な内容になってしまった印象。前回、前々回の盛り上がりがあったためか、余計に。
稲川の発言は結構面白いんですがね。
海岸でヤろうとするカップルに対して、
「地球46億年！海はすべての生命の母！！　お前らその「おかん」の前で何をやっとんのじゃー！！」
この発想は無かった。

あと今回の童貞川柳。
「１歩前　さすればチ○ポも　前進だ！」
・・・ちょっとよく分からないです・・・。

なんだか感想も少なめ…つまりそういうことです。次回に期待！