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単行本1巻も出まして、遂にカバディ甲子園1回戦。「VS男子ラクロス」が始まります。
前回の感想時、この試合の描き方で今後どうなるか、と言いましたが、果たして内容はどうだったのか。
それは…?
※以下、単行本派の方注意
玉鋼高校カバディ部VS鳴滝(なるたき)高校男子ラクロス部、遂に試合開始!
が、1ページ目でいきなり前半終了。点差は5-24で男子ラクロス部がリード。
いきなりの大ピンチで幕を開けます。
決めました。いや、宣言します!
もう『カバディ7』にガチのスポーツマンガは期待しません!
私の読み方が間違ってました。
そうだよ!月刊でスポーツマンガなんて無理なんだよ!
いきなり変なこと言ってすみません。
『カバディ7』に期待しないんじゃありませんよ。
『カバディ7』に間違った期待をしていたから、やめるということです。
今回は男子ラクロスとの試合+「志村回」。
そう、この作品における「オタ成分」というか「変態成分」を一手に引き受ける志村慎ノ介の回です。
「男子ラクロスというからには女子ラクロス部があり、あいつら女子とよろしくやってるリア充だ!」という志村の主張。しかし実際彼らはリア充などではありませんでした。
元不良の彼らは甘酸っぱい青春に憧れ、「女子ラクロス部と仲良くなりたい」という野望のもとに男子ラクロス部を設立。しかしそんな彼らを見た女子ラクロス部は「絶対やらしいことが目的!」と、全員退部。うさばらしのラフプレイもうまく働き、逆に硬派な奴らを引き付ける始末。
そんなときに女子マネ(まどか)がいる玉鋼カバディ部を見て、「あいつらリア充!ぶっ殺す!」となったわけでした。
それを受けた志村は「嫉妬やひがみを俺たちにぶつけて それでお前たちは幸せになれるのか!?」と、ラクロス部に己の野望を伝え…という話。
この流れ、第5話で向井がセパタクロー部に一喝した時と同じです。
どうもこの『カバディ7』に登場するマイナースポーツ部は「女の子にモテたい」というのが根本にあるようです。男子高校生らしいっちゃらしいですね。
さらに遡ると、今回の流れは『団長ちゃん』第1巻の「VS益荒男高校」と同じです。
『団長ちゃん』のときは
「お前らみたいな幸せな奴らには負けられねえ!」(この頃はリア充なんて言葉はありませんでしたね)
「バカか!?俺らの方がもっと不幸だ!」
というダウナーな感情のぶつかりあいでした。
『カバディ7』も同じようなきっかけ、流れになっていましたが、『団長ちゃん』と異なるのは、志村のアッパーな理想。
「下見てる場合か!?上見ろ上!!」という主張が次々とぶつけられるわけです。
しかし観客の女性陣はドン引き。実に小野寺マンガらしいキャラですね、志村は。
まぁひとつ気になった点は、志村はラクロス部に想いをぶつけるにあたって、上記の通り「嫉妬やひがみを俺たちにぶつけて それでお前たちは幸せになれるのか!?」と言うのですが、10ページ程前に思いっきり男子ラクロス部に嫉妬しています。オイオイ。
…山本も「俺はいいんだ!!」「文句あるか!?」って言ってたからなぁ。
そういう意味でも小野寺マンガらしい…か?
ということで、試合はやっぱりすっ飛ばしぎみだったけど、読み方を改めれば平均的な最近の小野寺マンガで面白いと言えます。ラスト1ページの志村のイイ顔はウケましたし。赤塚不二夫先生は良いこと言うなぁ。
しかし…比較しちゃうとやっぱり(初期の)『団長ちゃん』の方が面白いですね。
なんだかこればっかり言ってて、このブログを見る方も飽き飽きとは思いますが…。
振り返るつもりで『ヤマモト』1巻第1話を読み返してみましたが、たった12ページで無茶苦茶面白いんですよ。今読んでも。
これに関しては他の方の意見が聞きたいところ、ですね。
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好きな作品:妄想戦士ヤマモト、ジョジョ、吼えペン。ゲームならスパロボやアトラス作品。