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押したら押した分だけ押し返されそうな乳だ私の家に一番近い書店。最近はここばかりを利用しているのですが、相変わらず『カバディ7』の単行本を置いてくれません。他のフラッパー作品は割かし揃っているのに…発売日に店員に『カバディ7』が無いか確認したのに…。

我が家の最寄りだというのにまったく情けない限りだ!

すみません、言いすぎました。
でももっと充実してくれるといいなぁ(チラッ

さて、戯言は置いといて、コミックフラッパー10月号の『カバディ7』の感想です。
前回、蜂…じゃなくて参道が試合に参加したことにより否が応にも盛り上がりを見せるVS日輪高校相撲部!
遂に決着つくかと思いきや…?!

※以下、単行本派の方注意


まずこの試合の決着ですが、次回に持ち越しです。以前じっくり試合を描いてほしいとこの場で書きましたが、ここにきてそれが叶いました。
今までであれば、
蜂矢会長が参戦したことにより、駄ブタ状態だったカバディ部員が一気に発奮。相手チームを叱責して逆転勝利!というところまで描いてしまわれるところですが、今回は違います。
確かに部員は発奮しますし、逆転の狼煙も上がるのですが、相手もあっさり負けたりはしませんし、気合と根性だけで勝利を得る流れにもなりませんでした。
なんと、
ハヌマーンJr.を見習ってフォーメーションで対抗する展開に。

初めは今回のサブタイトルが「ストロベリーアタック」となっていたことから、「今度はどんな無茶な必殺技で勝つんだろうか…?ってかストロベリーってなんだ?」と思っていました。
え~と、い、イチ…イチ……さん。

←彼です。
彼が「苺谷」という名前だったことを忘れてました。今回は苺谷の回でした。

このままでは普通の人が「ちょっと頑張っちゃった」程度で終わってしまうことに気付いた苺谷が、「普通の人間が本気になった恐ろしさ」を見せることを契機に逆転への足がかりを得ることになるのでした。

ということで、
かなり「カバディマンガ」になってきたのではないかと思います。
フォーメーションを駆使したことにより、今回初お披露目のルール「ローナ」を描くこともできました。ちなみに「ローナ」とはプレイヤーが全員アウトになった際に、相手チームに2点加えられて全員復活となるルール。…勝手な感想ですが、カバディにとっての満塁ホームランみたいなもののように見えるので、もうちっと点数入っても良いようなと感じてしまいました。結構起こりうる状況なんでしょうかね、全員アウトって。※1

今後もこの調子でいってほしいと思います。現在の連載陣で被る作品もありませんし、上手く続けていけるんじゃないかなと思います。問題は前回少し書いた
新連載攻勢に押しだされてしまわないかということですね。
語弊を承知で言わせてもらうと、
硬派を自負する方々は今の新連載に納得いってないようで、「これを読んでたからフラッパーを買っていたのに」という作品が次々終わっているようですからね。どちらかといえば今の新連載の方針とは少し異なる『カバディ7』がどうなってしまうかは心配です。

個人的にはひいき目を抜きにすると、コミックフラッパーにとって
『カバディ7』
「毒にも薬にもならん作品」
という位置づけになっているかと思います。
『メビウスジャンパー』から休載が無い小野寺先生は(忘れている休載があったらスミマセン)、編集者側から見ると「やりやすいマンガ家」なのではないでしょうか。
これも語弊があったらスミマセン。

他作品の感想
『くだんの彼女と未来交歓(バタフライエフェクト)』・・・新連載その1。
エロ描写減らして件(くだん)様との過去の話をもう少し描けばよかったのではないかと思います。なんで遊園地だったのかも分かりませんし。過去についてはおそらく次回以降に持ち越したのでしょうが。エロ描写は、やりすぎるとそれだけで作品全体を拒否する読み手もいますから。何を隠そう私です。良くないとは思ってますが。

『かぶき姫』・・・新連載その2。
WEBコミックで既に連載されていただけあって確かな実力。茶屋のおばさんおスミさんが気に入りました(笑)。「芸人なぞやめろ」というシーンもギクリとしましたし。今後が楽しみ。

『先生と僕』・・・好きな作品です。マンガとしての盛り上がりとは無縁ですが、毎回解説文まで含めて読んでしまいます。個人的に尊敬している夏目房之介先生も読んでらっしゃるのでしょうか?

来月号の新連載陣では
『ホークウッド』が面白そうですね。絵も設定も好みなので楽しみ。

※1・・・少し調べると「ローナ」の点数は、プレー人数によっては3~4点になるそうです。また、レイダーがタッチしたアンティはアウトになることを考えると、全員タッチして7点+ローナ2点ということが起こるわけですから、やっぱりこのくらいでいいのか。
補足の余談になりますが、私が参考にしたカバディのルールが書かれたサイトによると、競技ルールとして
「レイダーは味方サイドの者から、いかなる方法であれ、指示を受けてはならない。」とありました。

…え?

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