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e119277d.jpegどうでもいいですが、さつまいもよりじゃがいものほうが好きです。随分間を空けてしまいましたが、10/15発売の近代麻雀読み切り『プリンセス・プリズナー』後編と10/30発売ヤングキングアワーズの『ソレミテ』第4夜感想。

『プリンセス・プリズナー』の感想の方はなんだかこねくり回したあげくネガティブなものになっているような気もします。う~んイカンなぁ。




※以下ネタバレ注意

『プリンセス・プリズナー』前編は主人公・東雲晶がストリート麻雀の門番である月影七海から親ハネをくらいいきなりの崖っぷち状態で、本性?を現したところで続くとなりました。
今回はさらに追撃を喰らい、残り500点に追い詰められてしまいますが、逆境になるほど強くなる彼女の特性(しかも過去は滅茶苦茶悲惨)で大逆転か…?!というお話。
 
ええ、麻雀部分はどこまでも大味でございます。※1
麻雀マンガ雑誌なので麻雀を扱ってはおりますが、メインは漢のような女たちのぶつかりあいなわけで。

デラコーファンであれば『聖乙女学園血風録』が連想されるかと思います。
というか改めて見直すと、これ麻雀版『聖乙女』ですね。主人公、ライバル、主人公のフォロー役の男…キャラクターはほぼ焼き直しな感じ。
ですので、作品の良い点も悪い点も必然似通ったものとなっております。
 
良い点は徹頭徹尾バカマンガで熱く、笑えるところですね。ツッコミどころも多い。小野寺先生にはやはりこういう作品が良く似合います。殴られてもふっ飛ばされても立ち上がってくる主人公は見ていていいですね!
ライバルや脇役の女性達も、女の子多めの作品を書く普通の作家ではやらないようなひと癖ふた癖あるキャラで、この辺りは『聖乙女』から活かされていると思います。
…まぁ、それが次の悪い点にもつながるのですが。
 
で、それが何かと言いますと、某掲示板の近麻スレを見ると明白でした。
デラコー作品を知らない読者は、
「え、もしかして萌え漫画狙ってんの?全然狙えてねーよ」という反応。
女の子ばかりの割には、その女の子が良い評価にならないところが難点です。※2
今の萌え絵の流行とはかけ離れている小野寺先生の絵では致し方ないと思います。デラコー作品を知らない読者に向けるなら、女の子ばかりの話は避けるべきだったというのが個人的な意見。
 
かといって個性的な野郎の、ぶっ飛んだ熱血バカマンガだと既に大和田秀樹さんがいる始末。
同スレのデラコー作品を知っている方(デラコーの本質が萌えで無いことを知っている方)の反応も「その枠は大和田秀樹がいるしなぁ」というもので、なんだか近代麻雀に掲載したことが間違いだったのではないかという悲しい考えに至ってしまいました。

唯一近代麻雀に読み切りを載せて正解だと思った点は、以前同じく竹書房の雑誌で掲載された読み切りがあったので、単行本化に一歩前進したかなぁというところ。
もうどこでもいいですから未単行本化作品単行本化してくださいマジで頼みます。
 
…竹書房、小学館、メディアファクトリー…どれも単品で単行本化するには作品数が少ないんですよね…。
 
余談ですが、晶のお姉さん。マネージャーを介して妹を探してもらい、ホームレスにまでなっていたことを知ったはずなのに、借金の保障人として妹を仕立てあげて蒸発しているんですよね。
本編が熱いためさらっと流してしまうところですが、この姉ちゃんかつてないくらい外道です。

 
続きまして『ソレミテ』第4夜。
前回から引き続きの八王子編。
八王子城跡を後にした一向、「八王子でもう一か所」と聞いて小野寺先生は心当たりがあるようです。
今回は「道了堂跡」。現在は大塚山公園になっており、お堂自体は残っていないとのこと。
では何が「いわく」なのかというと、殺害された女性が埋められた事件が過去二回あり、その2人の霊がでるそうなのです。
 
で、結論を言うと今回も霊には出会えなかったのですが、回を追うごとにいい感じに盛り上がっているように思えます。
なんというか心霊スポットめぐり慣れ(よう分からんが)していると言えばいいのか。今回は動物も出なかったし。首切り地蔵はかなりクルものがあるし。
いや、マンガで見るとさらし首状態が笑えてしまうのですけれど。

 
あ、インスタントカメラに何も写らなかったのは残念でしたね。それととってつけたようなめがねの話は小野寺先生のストレス発散としか思えません(笑)
あと今回も心配になるくらい安達さんが怖がってます。こういう方がいないと心霊スポットめぐりは盛り上がりに欠けますね…今回の描かれ方だと足かせになってる感も否めませんが。
 
それにしても石黒先生。こうして見ていると心霊体験するには向いてないんじゃないかと思います。作中「霊的不感症」なんて言われてしまっていますしね。
しかも『ソレミテ』第1夜のときの読者ページでも言っている通り、基本的に信じていない方のご様子。
ですがそれ故に石黒先生が「見た」ら、本物…かも?

蛇足ですが私も心霊現象は信じていません。
が、居るなら居るでそれは面白いからアリ!という炎尾先生と同じスタンスです。

最後に、ソレミテのTwitterアカウントがあるようです。
https://twitter.com/soremiteours
ロケ中のリアルタイムツイートも見られるようですから、興味のある方は是非。


※1…大味なんて書きましたが、これまで麻雀漫画を描いてなかった割にはラストの流れは工夫されたと思ってます。

※2…デラコー作品を知っていれば、その一線を画したキャラを楽しめるのですが。もちろん純粋にデラコー作品の女の子をかわいいと思っている方もいることでしょう。

 

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