今月のサンデーGX(12月号)感想

なんだかうまいこと仕事の休みが合わずに遅くなってしまいましたが、サンデーGX12月号の感想です。

なんといっても今月は小野寺先生の読み切りが掲載されるということで、久々の本誌購入と相成ったわけです。
その読み切りのタイトルは…
『ボクと八頭ヒュドラ先生のデス日記』！！


おお…よくわからん！
ハイ、こんなマンガです。






分かりましたね？
そう、いつもの小野寺マンガです。

さて、この『ボクと八頭ヒュドラ先生のデス日記』は…長いですね。
以降、『ボクデス』としますか。
『ボクデス』は、「ボク」こと「藤巻高志」（マンガ家志望の青年）が担当編集者の「田代真由」の一言から、『ツンデレ武将ノブナガ』を連載している「八頭（やがしら）ヒュドラ」のアシスタントをすることになる、というところから始まります。

いや、すごいよ。

なにがすごいってこの『ツンデレ武将ノブナガ』のセリフ。
「べ、別にお主のために　陰腹斬ったんじゃないからねっ！！」

「うつけでいるのは　お主の前だけなんだからねっ！！」

これを漢泣き＋吐血で叫ぶのである。筋骨隆々の漢ノブナガが。
待ち切れずに車運転しながら読んでて大笑いですよ。（注：誇張表現です。運転中に本を読んではいけません）

武将や過去の偉人たちの女体化が珍しくない昨今、こういうやり口でくるのはさすが小野寺先生と言わざるを得ません。

こんなマンガを描く八頭ヒュドラなる人物は一体どんな漢なのか、藤巻青年の妄想が膨らむ中、ついに対面した八頭先生は…！

…とここまでにしておきます。
はっきり言って、ここ最近の小野寺作品の中ではトップです。
『カバディ７』もイイですが、これはそれ以上に面白いです。是非ともみなさん読んでください！

私が「マンガ家もの」好きというのもありますが、そこを除いても小野寺作品らしい熱さ・勢いがあって良しです。八頭先生のキャラクターも（外見も中身も『妄想戦士ヤマモト』の松下に近いものがあります）。
また、ヒロイン…ってほどではありませんが、先述した編集者の田代真由もイイキャラです。久々に小野寺作品の女性キャラでグッときました。漢らしい人ですし（笑）
こんな人に鞭…じゃなくて喝入れられたいです（ん？）。

それにしてもこれが読み切りで終わってしまうというのは勿体ない！
是非とも連載化してほしいものです。
連載化した暁にはその回のサンデーGXを百…は現実的じゃないから、十冊買います！マジで！！

一応次回、ケータイコミック配信サイト「モバMAN」の方に掲載される（らしい）完全新作の情報が出るそうなので、それにも期待しておきますか。
ん？その場合どうするんだ？
携帯電話を十台契約すれば良いのか？


余談…併せて買ったマンガ達。

今ものすごく『金田一』の過去のシリーズが読みたい。実家に全巻揃ってたのになんで売っ払ってしまったんだろう…。
皆川先生は相変わらず安定感があって良いです。厨二心をくすぐるのがうまいと言うか。
『キン肉マンレディー』は…前回書いたかもしれませんが、私が元ネタを知らないので100%楽しむことができません。元ネタの部分を除いてしまうと、相変わらずバトルシーンを無茶苦茶な展開ですっとばす悪い癖が出てますしねぇ…（ワザとなんでしょうか？）。
なら何故買うのかって…？そのうち『風林火嶄』の続き描いてくれないかなぁと今でも期待していましてね…。