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小野寺先生のTwitterでのツイートにもある通り、6/19(日)の朝日新聞書評欄にカバディ7の書評が掲載されたそうです。残念ながら私は紙面で読んでいないので、朝日新聞のサイトに掲載されたときに読んでみようと思います。小野寺作品の感想を聞ける機会は少ないので。

さて、6/17配信の『魔法使い30』第12話。前回の感想の際に、漫画家ネタになる」、「懐かしのキャラが登場する」ということはお伝えしました。漫画家ネタ大好きの私には期待大の回になりました。
タイトルは前回書いたとおり、「萌えよペン(前編)」!

そして懐かしのキャラとは…?!

※以下、ネタバレ注意

今回の童貞は漫画家の鬼頭エリンギ(ペンネーム)。エロマンガ家だからとは言え、露骨な名前(笑)。
冒頭は彼が今まさに脱童貞の為にソープランドに入らんとするところ。しかし、それを制止する一つの影。

「か、金子さん! またジャマをするのか!」

そう、懐かしのキャラとは編集者、金子!
大方の予想通りですね。残念ながら漫画家勢の登場は無し。
それにしても金子は他作品とよくクロスオーバーしますね。かつてのロリータ番長をぶち抜き堂々のトップだと思います。『ヤマモト』、『職業エロマンガ家』、そして今回の『魔法使い30』。次点は朝倉恵ですかね。
さらに今回は金子に関して色々明らかに。

まず名前。「金子正春」。
そんな名前だっけ…?と『団長ちゃん』を読み返したところ、確かにその通りでした。
ただし、「金子正晴」。
このときの志は未だ失われず!
…あ~アレか?ペンネーム?
まぁ、同じ先輩メンツの高岩や風見の下の名前が出てないこと(さらっと読み返した限り、多分)に比べればだいぶマシですか。

次に年齢。この作品中では32歳のようです。
いやぁ、こういう風に年齢がはっきりしてくれると、「小野寺キャラ年齢比較論」もさらに充実するというものです。夏の本でここまで触れられるか分からないので、ここでちょっと語りましょう(感想から大脱線します)。

金子の年齢が分かることで、この『魔法使い30』がいつの話かがよく分かります。
ズバリ、2017年~2018年です。
なぜ分かるか?それは団長ちゃんこと神埼凛の卒業式が平成16年度3月(2005年)のため(6巻参照)。それから逆算すると上記の通りになるわけです。
そうすると少し気になることが。
今回の話の中でエリンギ先生の誕生日が6/17であることが分かり、それに併せてカレンダーが描かれるのですが…どう見ても2011年のカレンダー。ちなみにそれ以降6/17が金曜日になるのは2016年。もしくは2022年。
…やな読者だな、オイ(笑)

最後は素人童貞であること。
…これはどうでもいいか。
まぁ、この業界に14年もいればそういう機会もあるでしょ。

と、金子の話はこの辺にして。作品に触れていきましょう。
編集者金子がかたくなにエリンギ先生の童貞を守る理由は何なのか?
それは童貞故の妄想力によって素晴らしい作品が出来上がっているから。なんとエリンギ先生、雑誌の看板作家です。
しかしどうしても童貞を捨てたいエリンギ先生。そんな先生の元に現れた(日付変わっちゃいました)チェリーちゃんが授けた魔法(アイテム)は、「描いたものが実体化するインク」!
そう、ボヘミアン・ラプソディーです。かなり違うか。

自給自足ができる人にはたまらないアイテム…か?自分の描いた絵には欲情しないタイプにとっては無価値になってしまうわけですが。
そんな素晴らしいアイテムを手に入れたものの、自分にとって最高の一枚をなかなか描けないエリンギ先生に対して、同じく童貞で切羽詰まっているアシスタントは…というお話。

今回は前後編のため、全体の感想は次回に持ち越しますが、前篇だけにしても今回は「良作」です。小野寺先生自身漫画家なためか(当然ですが)、先生の漫画家キャラは皆イイキャラばかりです。キャラ数も普通の漫画家と比べて群を抜いてるんじゃないでしょうか(漫画家ネタの長期連載をしているわけでもないのに)。
また、セリフや展開も良いものばかり。

「細かいと言われようと、一切の妥協はできん!エロマンガ家として!」「そして、記念すべき初体験の相手として!!」

「うおおお初体験ドロボー!!」

といった熱い(?)セリフや「一生童貞のままでいてください。」と言う金子を殴り飛ばすシーンなどなど。彼らのキャラクターが強いためか、今回はチェリーちゃんが目立たないのなんの。
後編にもかなり期待したくなる内容でした。

あと気付いたのが、今回はモバイル上で読むマンガという特性を活かした構成になっていたこと。一つのコマの中で、キーを押すごとに絵やセリフが追加(もしくは黒塗り部分に絵が入る)という作りが多用されていました。なるほど、これは紙の漫画ではできないやり方。デジタルなので、そこまで手間もかからないでしょうし。

というわけで、今回は小野寺ファンは元より、一般読者も楽しめたのではないかと思います(一般読者がわざわざこれをダウンロードするかは置いといて)。
エリンギ先生からインクを奪ったアシスタントの松戸尚太郎がどう動くか、とても楽しみです!

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