コミックフラッパー（2011年6月号）感想

GW終盤ですね。みなさんはどのように過ごされたでしょうか？
私は土日祝日が関係ない仕事に就いていますので、これと言って特に。
一応休みもありますが、ほぼ『第２次スパロボZ』に費やされました。プロフィールのところに現在の進捗なんて書いてましたが、35話からすっ飛ばして、クリアしてしまいましたよ。すでに２周目。
発売から３週間前後でのクリアは、これまでの自分のスパロボプレイでは最速だと思います。
PSPだってのが一番の理由ですね。

で、コミックフラッパーの話ですが、今月のフラッパーが5/2に発売されていたことに気づきませんでした。買ったのおとといです。

前回、東堂源九郎の発案により、「カバディ甲子園」が開催されることに相成ったわけですが…。

※以下、単行本派の方注意（５月２３日発売予定）

たいてい感想を書く際は、あらすじと言いますか流れに沿って書き連ねていってるのですが、今回は思いつくままにいきます。長くなりそうなので。
一応、簡潔に今回の内容を説明すると、カバディ甲子園開催の様子です。玉鋼高校１回戦開始前まで。

え～、まずはこれですね。上に書いたとおり、今回も試合してません。
前回の感想ラストで甲子園に入るかどうか…なんて話をしました。まぁ今回も試合しないだろうなってのはある程度予想済みだったのですが、やっぱり残念。
しかも個人的には「別に今回こんな話やらなくてもなぁ…」って内容。

今回の話の中心となるのは、エンターテイメントのあり方というか、メディアのあり方というか。
まぁ、なんというかやや皮肉った内容なんですね。
「カバディ甲子園」という話題性抜群のイベントに対して、各所から便乗者がきたようで、すっかり有名になった大人数のアイドルグループをパロった「KBD（カバディ）48」やら、ネット上でよくネタにされる「昔から○○の大ファンで…」でおなじみのタレントやら。他にも日印ハーフの北斗につけられたキャッチフレーズが「サムライ王子」だったり。
「未だに「王子」はねえだろ」は志村の談。

思い返してみると、以前『メビウスジャンパー』内でもコンタクトのCMとかめがねっ娘の人気にのっかる輩とか、そういったものを批判していたんですよね。
オタク文化とメディアってのはよく議論される内容であると思いますが、なにか色々言いたいことがあるのかなぁと勘ぐってしまいます。
…が、ここでやらなくても、ってのが正直なところです。
こう感じるのは自分だけかもしれませんが、小野寺先生がこの手のネタをやるときは、意図してかしないでか、絵（または雰囲気）がその元ネタを小馬鹿にしたような感じで、「俺こういうの嫌いなんだよ」感がありありと伝わってきます。そのせいか、マンガ内のネタとして面白くない。
今月号、もしくは『メビウスジャンパー』の単行本をお持ちの方は、そのあたりに登場する人物の絵と、メインキャラの絵を比較してみると私の言いたいことが伝わるかもしれません。

ちなみに…これはちょっと上の内容とはズレますが、作中に登場する「KBD48」。中心にいるキャラ以外は通常の小野寺キャラより若干目が小さめに描かれていて、ビジュアルではやや見劣りします。
……いや、別にどうというわけではありませんが。

次は「なぜ今回も試合に入らなかったのか」という話。
素人なりに思いつくのが、単行本に収録される内容の関係ということ。つまり、単行本を買った読者に対する「引き」ですね。単行本の発売が今月末5/23ですから、それを読んで「続きが気になる」となれば、本誌の購買にもつながる、と。
しかし、１冊の収録話数を考えると、前回までで１巻分に該当すると思うんですよね。おまけで『ジャスティス☆マリー』がつくかどうか。だったら前回で十分「引き」になると思うのですが…。ただ、単行本の発売は5/23なので、そうすると「この単行本の続きは次回本誌から読めます！」というのができなくなるから、あえて今回も引き延ばしたのかな、というのが私の予想。
その効果は…私には分かりません。「さっさと試合始めてください」ってのが本誌読んでる私の感想なので。

最後はちょっと気付いた誤植（というか読み始めていきなりそこで引っかかった）。朝倉さんの名前。ルビがふってあるんですが、名前が「けい」ではなく、「めぐみ」になっています。ちゃんと先月号から『団長ちゃん』まで確認しました。正しくは「あさくら　けい」です。

と、ずらずらと書いてきました今回の感想。
総合すると「残念回」ということで。
次回こそは本当に第１試合「VS男子ラクロス」が始まると思いますので、ここに期待しましょう。
この試合の描写をもって、『カバディ７』がどう進むかが分かるかと思います。試合の内容をあまり描かずに１話で終わってしまうようであれば…今のフラッパーの新連載攻勢に押されてあっさり連載終了してしまうかもしれません。
しかし、魅せる試合をじっくりと描ければ…絶対面白くなると思います。

…とは言え、月刊誌ですからね…１試合に話数は掛けられないでしょうね。
看板マンガになってれば、じっくり描けるんでしょうが…。
う～んやっぱり「VSセパタクロー」をさっさとやって反応を計っておけば…。

余談…すでに『魔法使い30』最新話が配信されています。今回はこちらの方が面白かったです。
あと、今月は「妄想電波るるる堂」トップ絵は変わってませんが（単行本作業で忙しい？）、電波絵日記にてショートマンガを描いてます。良い意味で「ヒドイ」マンガですので、興味のある方は是非。