『魔法使い30（サーティー）』感想

引き続き12/31配信の『魔法使い30』の感想を。

…の前に読むための手順。

第１話は無料配信ですので、ケータイにて「コミック小学館ブックス」⇒「モバMAN」にアクセスしていただければ、どなたでも読むことが可能です。
第２話も同時配信されていますので、１話を読んで気に入った方は会員登録をして購入してみてください。会員登録は最安のコースが月額200円で、200P。２話は20Pでダウンロードできますので、このコースで十分かと思います。
ちなみに本作は１話読み切り形式ですので、「第１話だけ読んだら続きが気になる！」ってことはないので、１話だけでも大丈夫です。

…なんか宣伝なんだか、じゃないんだか…。

※以下、ネタバレ注意

前回のサンデーGXの感想を描いた際にも描きましたが、今回の話はずばり「30歳の童貞」。
そんな彼らが「童貞の妖精」こと「チェリーちゃん」（またベタな…（笑））に魔法を授かり、その欲望を満たそうとするが…、というのが大本の筋です。

記念すべき第１話は「極限ダイバー」。
授かる魔法は「念じて息を止めている間、時を止められる」という魔法。

いきなり大魔法じゃねぇか、おい！
DIO様もビックリである。

彼はその魔法を使い、思う存分おっぱいを揉みしだくという夢をかなえようとします。
…え？それだけ？
いやいや、それ以上イってしまうと、童貞じゃなくなって魔法使えなくなっちゃいますからね。
…本末が盛大にすっ転んでるような気もしますが。

しかし揉みしだこうとした矢先、「どうしても息が続かない」となってしまいます。
運動不足にもほどがある。
一度夢をあきらめかけてしまうが、チェリーちゃんの叱咤激励で体を鍛え始め、ついには…という話。

続く第２話は「想い出は風の中」。
授かる魔法は「指パッチンで風を起こす」能力。

カッコイイなぁ、素晴らしきヒィッツカラルドみたいですよ。
まぁ、その力でパンチラ見るんですけどね。
そんな能力を手に入れた男の前に、既に同じ魔法を授かった男が現れ、「真のパンチラとは？」を語る話。

総合すると、魔法を授かって、それを使うが障害があり…果たして魔法を使うだけが夢をかなえる方法か？という流れになっています。

この手の欲望ネタと言うと、以前『義経ちゃん』にて使鬼達が出てましたね。
基本的に「１話１魔法１欲望」となるため、欲望のネタがあればいくらでも描けるのですが、どうにも新鮮さに欠けてしまっています。
これまで小野寺先生が描いてきたマンガの焼き直し感は否めません。
かといって昔の作品のような暴走っぷりも無い。

無難な面白さではありますが、これからの展開に期待と言ったところでしょうか。
…個人的にはぶっちゃけ『ボクと八頭ヒュドラ先生のデス日記』を続けてもらった方が…。

ということでどうでしょう、サンデーGXさん。
何卒、よろしくお願いいたします（切実）。

そのためにみなさん、モバMANに会員登録しましょうぜ（笑）