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引っ越しも終わり、ネット環境も復活しました。
遅くなりましたがフラッパー12月号の感想です。
以下単行本派の方注意
『メビウスジャンパー』…第4話目の舞台は1429年のフランスはヴォークルールです。タイムマシンのメビウス号の充電(太陽光で充電可能)をしながらその間観光をするようで。
…アレ?ロボ娘は…?
ま、前回続くとは言ってなかったし…けどあんなシメだったのに…。結局南雲博士らはアルベルトゥスの元には行ったのだろうか。
さて、観光のためによったその町で眼鏡の普及具合を見ます。この時代になってついに鼻にのせる「リッジドブリッジ眼鏡」が登場します。しかしまだ「つる」は無く、鼻に違和感があったり、落ちやすかったり。完成形はまだまだ先の話のようです。
この町で彼らは眼鏡以外にも一人の少女と出会います。どうやらその少女は遠視のようで、それに気づいた南雲博士は彼女に老眼鏡をプレゼント。そして「女性は眼鏡をかけると女っぷりが上がる論」を展開。
そう言えば、南雲博士はこう力説し、これは真理だと言っていますが、弟である南雲鏡二は「外道校長」においてその理論が打ち砕かれそうになってたなぁ…。認めるわけにはいかないその存在を抹消することによってようやく理論を保っていました。
眼鏡をプレゼントされた少女は、自分は物乞いではないのでちゃんとお礼をする、と言って立ち去ります。しかし、戻ってきた彼女にタイムマシンを見られてしまいます。
南雲博士の機転によって、上手いこと歴史が変わってしまう事態を回避し、彼女に名前を尋ねます。そこで驚きの名前が。
なんと彼女、「ジャンヌ・ダルク」でした。
ここからはジャンヌ・ダルクのお話。歴史漫画と言っても問題ないな、これは。
この小野寺版ジャンヌ・ダルク、個人的には小野寺作品で久々ヒットしました。髪をショートにし(出会ったときはロング)、甲冑を着た姿はかっこいいです。しかもめがね付き。史実にあっているかどうかは分かりませんが、眼鏡をかけたジャンヌは初なのではないでしょうか。
ちなみに私が小野寺作品でヒットした他のキャラは、『ヤマモト』の美穂(松下の幼馴染)、『聖乙女』のツバメ(闇乙女六華仙)と硯(書道部部長)です。なんかこう…やっぱりチョイスが中心からはずれてるんだよな…。おっかしいなぁ。
ま、それは置いといて、ジャンヌと言えば最後は処刑。小野寺版ジャンヌはどんな結末を見せるのか…ってところで今回こそ次回に続く。うまいこと逃げ出させて南雲博士と共に行く、って展開になったらスゴイ。でも今回と次回だけでこのキャラを切ってしまうのはもったいないと思います。次回が楽しみ。
『スコペロ』…今回でやっと気づいた。サキの一人称が「うち」だってこと。そして相変わらずスカスカな制服。これでは見えちゃうじゃないか。
あと、グラスの水を通して見える像の描き方にこだわりを感じました。きっちり歪んでます。
さぁて、締め切りが近い。しかも月曜から出張なので、原稿を持って行ってビジネスホテルで描く予定(下描きだけだけど)。なんだこのセルフカンヅメ状態。
最近就業場所が変わったことにより新古書店の新規開拓もでき、以前ここで書いたポケモンの4コマも発見することができました。あとはギレンの野望と新スパロボと、そしてオレンジコミックス版のロリータ番長を見つけられれば完璧…かどうかは知りませんが、大分揃っていると思います。
ちなみに「オレンジコミックス版」とは、2002年頃に大都社(少年画報社関連だったと思う)から出版された小野寺先生の過去の作品集より前、2000年頃に雄出版から出版された同一内容の単行本のことです(現在手に入れやすいのはもちろん大都社版)。
しかし、一作品だけ大都社版には掲載されていない作品があったり、判型が大きめであったり、若干の差異があって是非ともそろえておきたいものなのです。デラコー好きな方は探してみてはいかがでしょうか。
さて、前置きが長くなりましたが、今月のGXの感想ですよ。
表紙は『ぐりまる』ですね。編集部からプッシュされてる感があります。感想は書いてませんが、結構面白いです。
では例によって以下単行本派の方は注意です。
『スピぱら』…今回は突如スピリチュアルウルトラクイズなるものが開催。ギャグ一辺倒の回となっております。各都道府県の予選を勝ち抜いたスピリチュアル自慢の高校生達によるクイズ大会、もちろん元ネタは例のアレですね。
覚えておくとためになるんだかならないんだか分からない心霊現象関係の知識が展開される一方、玉置のちょっと悲しい性質&趣味(しかも本人無自覚)が発揮されます。…もうすっかり玉置は哀れまれるキャラになったなぁ。
クイズ大会の方は玉置のそれらの能力(?)や美月の半端ナイ知識と気合い入れ(恐喝)によって見事優勝、アメリカペア旅行(ウィンチェスターミステリーハウスへの)を獲得。そしてお約束のオチへ。
なんていうかアレだ、もうこのマンガのヒロインを氷室に渡した方がいいんじゃないかってくらい、美月は突っ走ってしまいますね。小野寺先生の魅力というか悪いクセというか…。ま、ギャグ漫画家なんだから、これでイイのだ。ウン。
もうひとつ、今回は小野寺ファンへのサービスとして、栃木代表の高校生として漢華高校(名前のみですが)、そして大会の司会として新人アナになったかつての漢華高校生、朝倉恵が登場しています。すっかり大人になった彼女、今後もちょこちょこ出るかもしれません。
『ドクター&ドーター』…姫フェスタ第3弾、陽気婢の新連載です。個人的にはこの手の「他人を顧みないマッドな科学者」ってのは大好きです。岸和田博士とか。
『ぷりぞな6』…少しずつ打ち解けていくナンバー6。しばらくは打ち解けていきつつ各メンバーのことが見えてくる展開、といったところ。今回気になったのはナンバー6の家の表札。「6」の部分が電源のマーク(PCとかについてるアレ)になっていること。さてその意味は…?
『ブラクラ』…なんかもう正直よう分からん。ブラクラは単行本でまとめて読むのが正解なのかもしれません。スティーブン・キングのような言い回しは好きです。
『ヨルムン』…ウゴ、ヤクザだったんか。あとGXには別の漫画家のキャラを描くコーナーがあるのですが、この作者があんな絵も描けるとは思いませんでした。相手方の絵に習ったのかもしれませんが、意外。
『ジャジャ』…来月休みだとぉぉぁぁあ!!
そうそう、来月号からまた新連載があるようです。来年からは島本先生の新連載もあるはず…キャパ的に大丈夫なのか…?下の方から打ち切られていくんでしょうね…。
さて、今月号のフラッパーの感想をつらつらと。例によって単行本派の方は注意です。
『メビウスジャンパー』…第3話は前回の1285年からさかのぼった1277年のイギリス。ターゲットは驚異博士(ドクター・ミラビリス)こと「ロジャー・ベーコン」。彼は数々の発明の中、光学の分野で両凸レンズの製作図を描いていることから眼鏡の発明者ではないかという説があるそうです(そういう記述自体は無いらしい)。
さて、作中登場したロジャーはデラコー分全開の珍妙なオッサンキャラでした。ちなみにwikiにて彼の像を確認することができますが、当然ながら全然似てません。普通の人です。
ロジャーと出会った南雲は彼に「しゃべる人頭」を見せてもらいたいと願います。それを拒むロジャー、なぜかその後二人の格闘戦(プロレス)が繰り広げられます。ここでノリノリでレフェリー役を務める硝子、「サンダーライガーのファン」だそうで。そういえば第1話で「物マネしろ」と言われた際、猪木やってましたね。んで、そのゴタゴタをかいくぐって人頭公開。
←なんとそれは美少女アンドロイドの頭部でした。
今回のロジャーはめがねっ娘萌えではなく「ロボ娘萌え」!そう、今回は眼鏡話はほぼ無く、南雲も美少女アンドロイドの真髄を語る!(ちゃんと人頭に眼鏡かけましたが)
…前回立てた私の構成はまったく関係ないって話ですね。ロジャーには「∞」のマークもついておらず、表彰状はロボ娘萌えの開祖ということで渡されました。あ、今回のパロディは「男塾」(民明書房)でした。
ラストの別れ際、南雲はロジャーに「アルベルトゥス・マグヌス」(作中のデザインはモロに東堂源一郎)という人物について尋ねます。彼は全身可動のアンドロイドを作成したという伝説があるそうです。それを聞いたロジャーはいてもたってもいられず、アルベルトゥスに会いに行こうとする、というところで今回は終了。次回もロボ娘です。
あれ…眼鏡の旅は…?
ここにきてこのマンガ、「実際の歴史も交えたヤマモト」といった展開になってきてます。まぁ、まだ3回目ですし、どうなるかは分かりませんが、この展開なら早期にネタが尽きるということもなさそうですね。
『スコペロ』…今回も在原先生の受難は続く。しかしサキとのわだかまりは少しとくことができたようで。
個人的には式音の入浴シーンより、ラストのコマのサキの制服の半袖から見える横乳の方が印象に残ったとさ(オイ)。しかしこの制服、首元も大きく開いてるし、スキマの多い服だなぁ…。
ちなみに今回宇宙特集ということで、『スコペロ』の監修を行っている福江氏に各作家から質問をするコーナーがあったのですが、他の作家がガンダム等SF作品に関わる質問をする中、小野寺先生は…
←この通り。ほんと宇宙人がお好きなようで。ドレイク方程式とかどこで知るんだろう…。
あともうひとつ。最近某所で小野寺先生が昔描いたアンソロジーについて知りました。私が所持しているもの以外にもタイトルが挙がっていたので、さっそく新古書店にて捜索。
←今回はKOFを発見しました。表紙は別の方ですが。
正直KOFは「こんなキャラいたな」程度しか知りません。アンソロ内の小野寺先生の作品は懐かしい初期のころの絵柄とスタイルでした(「外道校長」の頃でしょうか)。
他にポケモンやギレンの野望もあるそうなので、引き続き捜索予定。
コンスタントに更新をする癖をつけなきゃいかんなとは思うんですが…。
ハイ、今月のGXの感想行きます。
表紙は姫フェスタ第2弾の『鉄娘な3姉妹』ですね。
え~、この作者の作品はまったく知らないんですが…とりあえず次女(スパロボのラトゥーニみたいなカッコの娘)の眼が怖い。メチャ睨んでる。
後は…長女(見りゃ分かりますね)の乳がデカイ。肩こりひどそう。
…スイマセンあと浮かびません。
とにかく、以降単行本派の方注意です、と。
『スピぱら』…今回メインは氷室部長と真子です。氷室が何故、オカルトを目の敵にしているのかが語られます。その理由とは、氷室の母親が新興宗教にハマってしまったからでした。元は愛人のもとに走ってしまった夫の心を取り戻すためだったのですが、母親が新興宗教にのめりこんでいることがさらに悪い方向に影響してしまい、一家離散状態になってしまいました。家族を元の状態に戻すために、氷室は冷酷な復讐者になることを決意する…という、彼女も美月同様中々ツライ過去を持っていました。
新興宗教への復讐という構図は『怨み屋本舗』を思い起こさせます。つーか、真剣にこの話を突き詰めると、かなり重い話に…。果たして小野寺先生はどのような結末に持っていくのか…バッドエンドだったら、それ以降ギャグ展開はできないでしょうね。
さて、シリアスパート以外は安定したギャグ展開でした。相変わらずどこか抜けてる氷室の行動、ぴちぴちの(真子の)服を着る氷室、『聖乙女学園』のすずめ似の真子の妹、実は可愛らしい夢も持っている氷室…ウン、氷室押しだな。小野寺先生も気に入ってるようだし(近況参照)。
『鉄娘』…予告通りの鉄道ネタオンパレード、分かる人には更に楽しめるんでしょうね。彼女らの鉄道にかける情熱、微妙にダメ人間な彼女らの親父など、結構描き方などは島本先生や小野寺先生に通じるバカマンガテイストを感じました。
あ、あと長女のカメラ。『団長ちゃん』に登場したアレ思い出しました。→
『ヨルムンガンド』…またクセのある敵キャラ登場。残念なのはモブのおっさんの造形…。
『ぷりぞな6』…少し謎が明らかに。彼女らに付けられるナンバーが役割に付けられるようであることや、島を脱出する方法などが提示されました。絵はともかく、結構先は気になります。
『ジャジャ』…ミヤギの両親、登場。割と普通の人でした。んでもって納屋のなかで「カタナ」発見(バイクのね)。お約束の、親父も実は…って展開でしょうか。
一方レナさんはヒロコにハメられてゴスロリな格好をする羽目に。あの絵なので似合っていますが…実際レナさんの年齢を考えるととんでもないことに…リアルに時間が経過しているとしたら…。コワイコワイ。
と思ったら次回ミニなんすね…。続きは再来月か~。
サンデーGXの方はどこの書店でも割と見つけることができるのですが、フラッパーの方は発売日当日から数日以内に購入しておかないと買い逃す可能性があるんですよね。田舎だ…ってのもあるんでしょうが(先月号は何軒かはしごした)。
さて感想なんですが、フラッパーはGXほど自分が読むマンガがありません。なのでフラッパーの感想と言うより『メビウスジャンパー』の感想ですね。てことで、単行本を待つ方は以下ネタばれ注意です。
第2話は前回のラストからの引き、1285年のイタリアで異端者狩りの貴族と私兵に追われるところからスタート。眼鏡が悪魔の道具である理由も明かされます(宗教的理由によるもの)。こういう箇所はなかなか為になるというか、きちんと調べているなぁ、と。
追われる南雲と硝子が逃げ込んだ先は教会、そこで偶然にも今回探していた眼鏡の発明者の懺悔を聞くことに。彼(本職は修道士)が眼鏡を開発したきっかけは、あるシスターの助言によるもの。元はルーペのように用いていたレンズを、目の前にもってくるシスターの姿に彼はいたく感動(この男もめがね萌えだったという…)し、両眼用の眼鏡(まだ「つる」は無い)を開発したのでした。
これで再びめがねっ娘から発せられるえもいわれぬ輝きを見ることができる…と彼が思ったのも束の間。当時のレンズは老眼用のもので、若いシスターは当然視力良好。結局めがねっ娘を拝むこともできず、彼はそのめがねっ娘を求めるその感情を悪しきものと考え、懺悔しにきた…という顛末。
それに対し南雲は「萌え」を熱く定義する。『「聖」と「性」、心の混沌(カオス)の中で永遠に光り輝く甘酸っぱい煌めきなり!!』と。
…かっこつけて言ってますが、なんかとんでもないこと言ってるような…。
最後は世界初の眼鏡を使って、上手いこと貴族(彼も潜在的なめがねっ娘好きだった)をK.Oし、この時代の探索を終了。久々に小野寺先生の下ネタ(『団長ちゃん』で描かれたような)が披露されました。
しかしあれですね、ご本人は全然そんな方には見えないのに…。本性はいったいどんな人なんでしょうか。
さて、第1話と第2話を読んで気づいたのですが、意図的に構成を定型的にしているようです。つまり、一回の流れを同じにしているわけですね。その流れを書き出すと、
1.過去の世界に飛び、眼鏡の歴史に関わる人物(「∞」形の痣をもつ)に出会う。
2.南雲が表彰する。そして、相手が「萌え」という感情を知る。
3.硝子、眼鏡姿を披露(偽物だが)。南雲等、盛大に反応。
4.登場人物とは関係の無い(しかし眼鏡ネタを絡ませてある)実在する歴史的人物や事実を紹介。
5.おまけでパロディ。今回はマクロスネタ(「デカルチャー」、「キラッ☆」)。
といった感じ。
「一つのネタ(事象)を中心にキャラを動かして、その回でオチをつける」という手法は、小野寺先生のマンガの大部分に用いられている描き方です。ストーリー性が強いマンガ(『義経ちゃん』等)においても、基本はこのスタイルでやってきています。
このスタイルの長所は「思いついたネタを作品全体のストーリーの流れを気にせず使えること」、です。ギャグマンガを描くならこのスタイルが一番やりやすいでしょう(というか、自分にはそれ以外の形式が思いつきません…)。
短所は「ネタが尽きやすい」、この一点でしょう。その回で全部落とすので、当然引き延ばしがあまりできません。長~いストーリーのマンガであれば、進行のテンポを遅らせることもできますが、それができないわけです(週刊だから、月刊だから、というのもあるかも)。
加えて『メビジャン』は「眼鏡の歴史」ネタを中心としていますので、益々ネタが尽きやすそうですね…。歴史ネタが尽きた後はどのように展開していくか、歴史以外のネタをどうもってくるか…まだ先のことでしょうが、上手いやり方を期待しています。
他にフラッパーで気になっている連載は『スコペロ』。スペースコロニーを舞台にしたSF作品です。なのに『スペコロ』ではなく『スコペロ』なんですね。なにか意味があるのでしょうか。
絵の描き方は小野寺先生と違い、ザクザクッとした描き方(何度も線を重ねる)。まだ2回しか読んでませんが、好きな雰囲気です。無重力とかカプセルボールとか、自分の体が若いうちに経験したいですね。宇宙に出られるようになるのはいつのことでしょうか…(ちなみにこの作品の時代は2050年。俺60歳越えちゃうわ)。
←メインキャラの二条院サキ(主人公…は先生のほうだよなぁ?)。自分の絵になってますので、原作の絵を知りたい方はフラッパーで(単行本はまだ無いようです)。
そういえば、今月号はやたら女の子の裸が多かったような気がするんですが…テコ入れ?
てなことで、今月のサンデーGXの感想をばツラツラと。
いつも通り、単行本派の方はお気を付けください。
『スピぱら』…今回はギャグ回。スピ研のメンツで百物語します。お約束通り怖い話の羅列…にはならず、ベクトルの違う怖い話、痛い話などなどが展開。しばらくシリアス回だったので、面白く読めました。途中からはSP研の二人も参戦(浴衣で)。でもやっぱり怖い話にはならず。さらに氷室理沙の弱点が発覚、しまいには理沙の口から…。
理沙のキャラクターもだいぶ出てきましたね。先日発売された2巻のおまけマンガにもありましたが、万能そうにみえて実は…という落差に萌えるタイプでしょうか。
その反面、結花がだんだん弱く…オイシイ所もばぁやに取られて、ツッコみ要員になってきてます。最初は活躍してたんだけどなぁ。
あと、今回のGXには小野寺先生が前世鑑定を受ける特設ページがあります。小野寺先生の意外な前世は…?!
…気になる方は、買いましょう。う~ん販促してるなぁ。
『ぷりぞな6』…今号から新連載のこの作品は、3号連続で1作品ずつ新連載が始まる姫フェスタ(ま、言ってしまえば美少女押しのマンガよ)の第一弾。とりあえず目を通しました。
なぜかライフラインが充実している無人島で、6人の記憶をなくした女の子達が生活するお話。何故そんな状況になっているのか、誰がライフラインを供給しているのか、読み続けていくかは今後の展開次第ってとこでしょうか。自分のこと棚に上げて言わせてもらえば、女の子の描き分けはもう少しした方がイイかと(表紙の3人、ほぼ同じ顔…)。
あと、気になった点と言えば、彼女らの名前。「苺」、「二胡」、「珊瑚」、「ごっちん」、「ナナコ」、そして「ナンバー6」…全員数字が入ってます。そこまでは作中でも語られるのですが…そう、「4番目」がいませんね。「6人」いて、「4番目がいない」と言えば…。
「お前らセックス・ピストルズ(スタンド)かッ!!」
『ヨルムンガンド』…最近友人宅で単行本を読みました、面白い作品です。なんか最初の方が絵が上手かったようにみえるんだが…気のせい?あと、単行本読むまでヨナは普通の少年だと思ってました。立派に戦えるヤツだったのか。
『ブラクラ』…一転して今回は静かな回。とは言えクライマックスへ向けて進行中。ガルシアに選択が迫られるところで、以下次号。って次休載か!ダッチ達は今なにやってんだろうなぁ。
『ジャジャ』…本編再開、順調に進行中。そしてバイク乗りてぇ…(免許も無いけど)。
ある辺りから目立ち始めたんですが、アシスタントがやっているのか、背景にちょこちょこ(画風が違う)女の子が描かれています。よく見たら今回初音ミクとリンが…イイのか?
さて、次回はサイン会のアフターレポートかな。
とある「行動」を計画中です。
ハイ、本日は小野寺浩二先生の新連載『超時空眼鏡史メビウスジャンパー』が掲載されているコミックフラッパーの発売日でございます。待ってました!
(新連載の『メビウスジャンパー』はともかく、GXの話もいたしますので、単行本派の方、以下注意です。)
メビウスジャンパー(以下略して『メビジャン』。勝手に決めました)は、系統としては『妄想戦士ヤマモト』と同じ、主人公(ひいては作者)の熱い想いをブチまける作品です。めがねに突出した『ヤマモト』と思っていただければ良いかと。同様な作品でもある『キミとボクとの∞』との差別化は、「めがねの歴史を語る」、という点で為されています(『∞』の方は単行本待ちなので、さらっとしか見てませんが)。
さてさて『メビジャン』。巻頭カラーの南雲一文字(主人公。南雲家長兄でマッドサイエンティスト)の最初のセリフ「キミはめがねっ娘が好きか!?」から始まります。やはり小野寺マンガの主人公はこうでなくては
彼はめがねっ娘の歴史を見るためだけに、タイムマシンを発明します。「そんなことに?!」と嘆く助手の人見硝子(ツッコみ兼ヒロイン、しかしノリは良い。裸眼)に対して、「自分の頭脳を自分のためだけに使って何が悪い!?」と言い放ちます。実に良し!勢いがあります!
彼の最初の目的地は紀元前700年前のニネヴェ(イラク北方)。そこで世界最古のレンズと遭遇します。「そんなに昔なのか!」と驚かずにはいられません。めがね好きはここまでキてしまっているのか、と。さらには現地の人間との接触の中、人類史上初の、めがねっ娘に(「めがね」というもの自体はわからないまでも)萌える男まで!(もちろんフィクションですが)
しまいにはゾロアスター教を巻き込みかけてもうやりたい放題に描かれてます。
ちょっとした歴史的事象を、どこまでもオーバーに、熱く、誤解を与えそうになりながらも描き上げるのは、小野寺先生の得意とするところ(そして魅力)でしょう。
次はめがね生誕の地、13世紀のイタリア。そこで彼らにかけられる魔女疑惑!めがねが悪魔の道具とは?!…というひっぱりを以て以下次号、となります。
さて、連載はどこまで続けられるでしょうか。めがねの歴史ネタが続く限りは安泰ですが…読者はどこまでついてくるか、今後の経過を見守っていきたいと思います。
続いてサンデーGX。長くなるので今回はかいつまんで。
『スピリチュアルぱらだいす』…ついにルナと兄の過去に触れられます。ここ最近続いていたシリアスパートはとりあえず今回まで、といったところでしょうか。ラストにルナの実家の家業&「デレが無い」と言われていたルナの「デレ」が見られます。やっと伝家の宝刀抜きました。
『新吼えろペン』…最終回…が、すでに話もされているでしょうが中々に賛否ある終わり方。個人的には「それでいいのか炎尾燃…!」て感じです。今度の夏コミが楽しみ。
『ジャジャ』…今回はミニ。ミニはイトーさんの過去の話なのね。セリフ多めのちょっとイイ話、です。
『ブラックラグーン』…ロベルタ怖い。おまえは狂戦士の鎧を着たガッツか、と。シェンホアのククリをかみ砕くわ、チェーンソーねじ切るわ…。決着どこに着けるん?
最後に今回の『メビジャン』で個人的にウケたところを二点。
ひとつはジョジョネタ。人類史上最初のめがねっ娘属性である少年が、南雲の先祖なのではと硝子が疑うシーン。それに対する南雲の返し⇒「ジョー●ター一族でもあるまいし」。
そしてラストにある「つづく」のマーク。もうモロにジョジョです。おい!イイのか小野寺先生?!嬉しいじゃねーかッ!!
(ちなみに先生の過去の作品を見ると、ちょろちょろっとジョジョネタがあったりします)
んでもひとつ。作中ちょこちょこ描かれるめがねっ娘のイメージ(総勢19人)。その中の一人。
どう見ても「ランカ・リー」です。
さすがはデラコー!パンが無ければケーキを食えばいい。めがねをかけてなければ、自分でかけさせればいい!感服しました!
ロボ好きの小野寺先生、マクロスFもチェックしてたんですね。
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好きな作品:妄想戦士ヤマモト、ジョジョ、吼えペン。ゲームならスパロボやアトラス作品。